約17年間の社会的治癒が認められ、人工肛門造設で障害厚生年金3級を受給できたケース
1.ご 相談のメールを頂いた時の状況
ご相談のメールを頂いたのは30代半ばの男性でした。話を聴いてみると、14歳頃にクローン病を発症し、仕事は何とか継続していたが、最近、人工肛門を造設された。インターネットで障害年金及び当センターを知り、ご連絡頂いたようでした。
2. 当センターによる見解
14歳の頃が初診でしたが、途中17年間ほど通院していなかったので、社会的治癒を訴えて、その後の厚生年金に加入していた時を初診日として申請することで、障害厚生年金3級受給の可能性があることを伝え、すぐに申請するべきだとすすめました。
3. 受任してから申請までにやったこと
① 初診日証明の取得
14歳の時の医療機関には残念ながらカルテが残っていませんでしたので、受診状況等証明書を書いて頂くことはできませんでした。ただし、次の病院で紹介状を保管していたので、その写しを頂きました。約1年半前の医療機関で受診状況等証明書を書いて頂き、無事初診日を認めて頂きました。
② 診断書作成サポート
主治医は障害年金に関してあまりご存知なかったようでしたので、受給の可能性があることを丁寧に説明しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載していただくことができました。
③ 申立書の作成
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけ て、丁寧に伺いました。そして、ヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
4. 結果
誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金3級の認定を受け、年額約58万円を受給することができました。
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