障害者手帳はもらっていませんでしたが、双極性障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
1. ご相談の電話を頂いた時の状況
ご相談のお電話を頂いたのは30代後半の女性でした。話を聴いてみると双極性障害を15年位患っていらして、精神障害者保健福祉手帳はもらっていませんでしたが、とても仕事ができる状態ではないとの事でした。
年金事務所で相談したが、手続きの面倒さに困っていたところ、当センターをインターネットで知り、「障害年金の申請をサポートしてもらえませんか」とのご連絡でした。
2. 当センターによる見解
憂うつ気分、不眠、希死念慮、食欲低下等の症状は変わらず、他人と会いたくないので、電車やバスには乗らないようにしている。家族ともあまり会話はしない。食欲不振でお菓子のみで過ごす日もある。という状態だったので、受給の可能性が非常に高いと判断し、すぐに申請するべきだとすすめ、支援の約束をしました。
3. 受任してから申請までにやったこと
① 初診日証明の取得
約15年前の初診時の病院に幸いカルテが残っていて、受診状況等証明書を書いて頂き、無事初診日を証明することができました。
② 診断書作成サポート
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。医師に本人の苦しさが伝わるように、ヒアリングした内容をレポートにまとめ、医師に参考資料として渡しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載して頂くことができました。
③ 申立書の作成
ご本人からしっかりヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
4. 結果
誠心誠意努力した結果、無事に障害基礎年金2級の認定を受け、年額約78万円を受給することができました。
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