身体障害者手帳は3級だったが、多系統萎縮症で障害厚生年金1級を受給できたケース
1. 相談の電話を頂いた時の状況
相談のお電話を頂いたのは40代後半の男性でした。話を聴いてみると、5年ほど前から走った時や歩行時にふらつく感じが出てきた。複数の医療機関を転院し、検査を受けた所、2年位前に多系統萎縮症と診断。徐々に症状が悪くなって、現在は仕事はできないという状態で、身体障害者手帳は3級をもらっていました。当センターをインターネットで知り、「私でも障害年金をもらえるのでは・・・」とのご連絡でした。
2. 当センターによる見解
症状は、箸が使いづらくスプーンを使っている。入浴も妻の手助けが必要だ。杖は常用中である。階段の昇降はできない。要介護1に認定された。毎週主治医に自宅まで来てもらって、薬を処方してもらっている。訪問看護ステーションからも自宅に週に2回来てもらい、歩行と発声のリハビリをしている。という状態でしたので、受給の可能性が高いと判断し、すぐに申請するべきだとすすめ、支援の約束をしました。
3. 受任してから申請までにやったこと
① 初診日証明の取得
約5年前の初診時の県外の医療機関から、受診状況等証明書を取得しました。
② 診断書作成サポート
ご本人診察時に同行し、主治医に本人の苦しさを伝え、障害年金受給の可能性が非常に高いことを説明し、診断書を作成して頂くように依頼しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載していただくことができました。
③ 申立書の作成
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。 ご本人からヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
4. 結果
誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金1級の認定を受け、年額約209万円を受給することができました。
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