人工関節挿入置換で障害厚生年金3級の5年分の遡及が認められたケース
1. 相談の電話を頂いた時の状況
ご相談のお電話を頂いたのは60代半ばの女性からでした。話を聴いてみると15年位前から左股関節に痛みが出てきて、6年前に左変形性股関節症と診断され、即、人工股関節全置換術が行われた。身体障害者手帳の4級をもらっていました。保険会社の知人から障害年金及び当センターを教えられ、「私でも障害年金をもらえるのですか」とのご連絡でした。
2. 当センターによる見解
階段の昇降時には常に手すりが必要、走ることはできない。左足をかばってしまうせいか、最近は右股関節にも痛みがでてきている。という状態だったので、受給の可能性が非常に高いと判断し、すぐに申請するべきだとすすめ、支援の約束をしました。
3. 受任してから申請までにやったこと
① 初診日証明の取得
ご本人に初診時の医療機関の記憶があまりなかったので、何ヶ所か医療機関に問い合わせさせて頂き、無事に受診状況等証明書を取得できました。
② 診断書作成サポート
現在の主治医は障害年金の診断書を記載したことがあまりなかったようで、診断書のポイントをアドバイスしたり、修正して頂いたりして、診断書に障害の状況を詳細に記載して頂くことができました。
③ 申立書の作成
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。 ご本人からヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
4. 結果
誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金3級の認定を受け、年額約114万円を受給することができました。
また、初回振込日に障害認定日からの遡りで5年分の約520万円が振り込まれました。
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