自分で申請した時は不支給になったが、当センターのサポートで障害基礎年金2級を受給できたケース
1. 相談に来た時の状況
ご相談にいらっしゃったのは30才後半の男性のお父様でした。話を聴いてみると、20歳前に自閉スペクトラム症と診断され、療育手帳はBをもらった。専門学校を卒業後、障害年金を自分で申請してみたが、不支給決定になった。それから15年位経過した最近、当センターのサポートで障害年金が受給できたお客様から当センターを紹介され、ご連絡頂きました。
2. 当センターによる見解
障害者雇用で就労されていましたが、作業の途中で話かけられると今何をしていたのか分からなくなることがあり、上司や同僚に指導や確認してもらっている。昼食等の休憩時間中は人と話はせず、一人でいることが多い。慣れた決まった仕事でも今でもミスをする。スケジュールが変わったりすると、臨機応変の行動は出来ない。という事でしたので、障害基礎年金を受給できる可能性がある、しかもすぐに申請するべきだと伝え、当センターで支援することになりました。
3. 受任してから申請までにやったこと
① 初診日証明の取得
初診日が約5年前ということで、無事にカルテが残っていて、受診状況等証明書を書いて頂き、初診日を証明することができました。
② 診断書作成サポート
事前にご本人の日常生活の状況を詳しくヒアリングし、レポートにまとめ、主治医に診断書を作成して頂く際に参考資料として考慮して頂くように依頼しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載して頂くことができました。
③ 申立書の作成
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。そして、ヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
4. 結果
誠心誠意努力した結果、無事に障害基礎年金2級を認定され、年金額約78万円の受給となりました。
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